【洋書】1年に348冊読んだ私が編み出した、集中力が切れない読書法

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洋書を読み始めたのは高校2年生の頃で、その頃には大抵の英文は現代文で書かれていれば読めたのですが、いざ一冊の本を読むとなると、どうも最後まで集中力が続かず苦労していたのを覚えています。

アメリカにあるリベラルアーツの大学に入ってから大量のリーディングが課されるようになり、また夏休みや冬休み中に大量に洋書を買い込んで読み漁るうちに、誰でも集中力を切らさないで洋書を読み切るコツを編み出したので、今日はそちらを紹介したいと思います。

なお、本のジャンルとしては、学術的な知識を得るような本を想定しており、今回ご紹介する読書法は、数学・物理・化学などの理解に計算を伴う教科書系、読了においてスピードや効率が重視されない純文学系になどの書籍においては不向きとなりますので、ご注意ください。

90-30(Ninety-Thirty)読書法

90-30読書法とは、90秒の間、自分のできる最高のスピードで読み、その後の30秒間は本から目を離す、というのを繰り返して本を読み進めていく方法です。

時間が1分30秒しか無いんだ、という意識があるため、自然と普段より速いペースになります。また、一度読んだ箇所を、「あれ、なんだっけ?」と言って読み直していると、90秒間が終わってしまうので、自然と先に先にとページが進みます。

タイマーには、こちらのInterval Timer -Secondsというアプリを使っています。90秒と30秒の間隔で音がなるように設定できます。

Seconds Pro: Interval Timer App and Online Timer
Create an online interval timer for HIIT or Tabata using the Seconds Pro online tool. Timers may then be downloaded into the Seconds Pro: Interval Timer app.

もちろん、全く同じものでなくても構いません。携帯が近くにあると気が散るという理由で、こういったランニング用のものを転用して使っていた時期もありました。

ランニングが趣味なので家にあった、という。

90秒の間の読み方について

パラグラフの主旨が7割から8割、最低でも6割は頭に入るスピードで読みます。

また、90秒の読書中に、以下のようなものが出てきます。

  • 本から得た知識について、もっと知りたくなって出てくるタイプの質問 (意義の大きい問い)
  • アイディア
  • 本の中でも、重要で、後から引用できるかもしれないから保存しておきたい部分
  • 何回も出てきて、発音もわかっているし見覚えもあるけど、意味を覚えていない単語で、自分のボキャブラリーにどうしても加えておきたいもの 

質問とアイディアは1つか2つのキーワードにして、ノートに書きとめます。

重要部分とボキャブラリーに加えたい単語には付箋を貼ります。(付箋の色を分けておくのがオススメで、私の場合は、青を単語、赤は人名/地名などの固有名詞、オレンジを重要箇所に貼るようにしています)

付箋大好き。使っているのはこんな感じです
 
なお、真面目な学生がやりがちな間違いに、洋書を読んでいる間に単語も勉強してしまおうとすることがあります。本を読むという本来の目的が、単語を覚えるという目的にすり替わってしまいます。(これをしたいなら辞書を読む方が効果的です。)1. 頻出では無い、2. 発音がわからない、3. 見覚えがない、4. 覚える必要性を感じない、のうちのどれか一つにでも当てはまる単語は、洋書から学習するのに不向きな単語ですので放置してください。

30秒、本から目を離す時間を作る

さて、タイマーがなったら、30秒の休憩時間です。ここまで読んだ、というところに指を置いて、本から目を離しましょう。この目を離す時間というのが割と重要で、私は、外を見ながら先ほどの90秒間で読んだ内容というのを頭で思い返して定着させる事を推奨しています。

なお、無理にする必要はありません。一番大切なのは、「早く次の90秒にならないかな、続きが読みたいな」と思える30秒間が、理想の30秒間であるということです。

また、この30秒の間に、くっつけておいた付箋を綺麗に貼り直したり、付箋を貼った単語はノートに書き写しておいたりします。

その他、90-30読書法の特殊ルールについて

90秒が経っても、

  • 後ちょっとでキリがいいのに
  • 目を離したら今読んだこと忘れる
  • 段落が長いな

という場合、時間を超過して読み進めても構いません。休憩である30秒まるまる使って読み続け、次の90秒にそのまま入っていってしまってください。タイマーを止める必要はありません。

読書を終えたら

さて、この90-30のループを60回繰り返すと、2時間、本と向き合っていたことになります。十分だなと思ったら、タイマーを止めましょう。

そして、ノートに取ってあったキーワードをきちんと後から見返しても分かる、完全な形の文章に直すこと、それが終わったら、メモしておいた単語があれば調べる作業に移ります。大体5分から10分程度で終わります。

終わりに 

この90-30読書法のメリットには、集中が続くだけではなく、自分が1分30秒でどれくらい読めるか、というのが大体分かるようになる、というのもあります。1分30秒でどのくらい進めるのか(1段落なのか、2なのか、3なのか、1ページなのか、2ページなのか、3ページなのか)というのが分かれば、大学からの課題図書/試験文/論文などを読む時に、どのくらいかかるかなという時間の目安もより正確に立てられるようになります。また、個人の感想ではありますが、目や体が疲れにくくなっています。

皆様も、もしよろしければ、ご意見お聞かせください。

お疲れ様でした!

 

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