“How to Read Literature Like a Professor”『大学教授のように小説を読む方法』第2章 Nice to Eat With You: Act of Communion のサマリー

“How to Read Literature Like a Professor”『大学教授のように小説を読む方法』、第2章  Nice to Eat With You: Act of Communionのサマリーページです。

ウシの吹き出しは、サマリーではなく追加の解説です。実際の本の中にある内容では無いことをご了承ください。
 

whenever people eat or drink together, its communion. (pg.8)

とあるように、Foster氏は、文学において、キャラクターが一緒に食べたり飲んだりすることは、思想[感情]の交換・共有を象徴していると主張しています。

breaking bread together is an act of sharing and peace, since if youre breaking bread youre not breaking head. (pg.8)

というように、一緒に食べることは、聖書などにもよく使われる象徴表現であることを指摘し、パンを分け合う行為は、平和を分かち合う友好関係を象徴すると述べています。

The act of taking food into our bodies is so personal that we really only want to do it with people were very comfortable with. (pg.8)

一般的に、生活レベルに置き換えて考えても、一緒に座ってご飯を体内に運ぶという行為は、心を許した人間としかしたくないことです。そのように考えると、この「食べる」という表現が、「親和」を象徴していることもなんとなく納得できると思います。

And in literature, there is another reason: writing a meal scene is so difficult, and so inherently uninteresting, that there really needs to be some compelling reason to include one in the story. (pg.8)

文学において、食べるシーンというのは元々つまらない描写になりやすいために、食べるシーンを含めるには、なにか他の「意味付け」が必要になるのだ、ともFoster氏は主張しています。

He discovers he has something in common with this stranger—eating as a fundamental element of life—that there is a bond between them. (pg.10)

さて、食べなければ死んでしまうということは、人類共通であり、敵味方関係ありません。相手が「食べている」のを見ることで、「繋がり」を見つけるキャラクターもいます。

また、食べないと死んでしまうことを、人類共通の定めとすると、他にも共通点を見つけることができます。

The thing we share is our death. Everyone in that room from old and frail Aunt Julia to the youngest music student will die. Not tonight, but someday. Once you recognize that fact (and weve been given a head start by the title whereas Gabriel doesnt know his evening has a title), its smooth sledding. Next to our mortality, which comes to great and small equally, all the differences in our lives are mere surface details. (pg.14)

ここではFoster氏は解説例をRaymond CarverのショートストーリーCathedral”から引用しています。”Cathedral”の登場人物は、食べることが共通であれば、死ぬことも共通であり、人生における違いなど生死に比べれば表面的なものだと気がつくのだと、Foster氏は説明します。

反対に、「ご飯を一緒に食べない」ということは、決定的な価値観の違いを表すと書かれています。

ピンク牛
ピンク牛
Pedro Borges氏によるDreamcatcherという短編映画では、エンディングにかけて、あるカップルの間で、宗教の考え方に摩擦が生まれるんだけど、そのタイミングで、もともと一緒にご飯を食べていた二人は席を立つんだ。

 

その「ご飯を一緒に食べない」シーンでは、恋愛におけるすれ違いが象徴的に表されているんだよ。
ピンク牛
ピンク牛

さてさて、これで第二章のまとめは終わりだモ。

松屋
松屋

お疲れ様!

 

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