“How to Read Literature Like a Professor”『大学教授のように小説を読む方法』第1章 Every Trip is a Quest (Except When It’s Not) のサマリー

“How to Read Literature Like a Professor”『大学教授のように小説を読む方法』、第1章 Every Trip is a Quest (Except When It’s Not) のサマリーページです。

ウシの吹き出しは、サマリーではなく追加の解説です。実際の本の中にある内容では無いことをご了承ください。
解説例に”Frozen”『アナと雪の女王』を使用しています。ネタバレにご注意ください。

 

Foster氏曰く、物語の根底を作るのはQuest(クエスト)の存在です。

Questの定義として、以下の5つが挙げられています。

The quest consists of five things: (a) a quester, (b)a place to go, (c) a stated reason to go there, (d) challenges and trials en route, (e) a real reason to go there. (pg.3)

これらの要素を全て備えて、初めてQuestが成り立つのです。

 

ピンク牛
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例えれば”Frozen”『アナと雪の女王』の場合、

 

(a)のa questerはアナ

(b)のa place to goは雪の女王・エルサが住む氷の城

(c)のa stated reason to go thereはエルサを街に連れ戻す為

(d)のchallenges and trials en routeはエルサを殺す為の追っ手を倒すこと、エルサに心を開いてもらうこと、体が凍っていくカウントダウン状態で城まで戻り切ること等

 

というようにきちんと条件を満たしていることがわかるモ

 

ピンク牛
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加えて、(e)のa real reason to go thereについては、Foster氏は以下のように答えている。

The real reason for a quest is always self-knowledge. Thats why questers are so often young, inexperienced, immature, sheltered. (pg. 3)

と書かれているように、人の成長が、Questへ出た本当の理由であるということです。作家は、その成長を描きたいが為に、Questを用意したということです。

また、この理由からquestに出る人間は若く、未熟で、幼く、誰かの保護下にあったようなタイプが選ばれる傾向にあります。

 

ピンク牛
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“Frozen”『アナと雪の女王』の場合、

(e)のa real reason to go thereは、姉妹がお互いを受け入れることにあるモ

 

Questを通してアナとエルサはお互いがお互いに欠かせない存在であることを再確認するという成長をしているんだ。

 

ピンク牛
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加えて、アナやエルサは、”young, inexperienced, immature, sheltered”というquesterの条件にも当てはまる。

 

二人はもともと父母である両陛下に、城に軟禁されるという形で”保護”されていた。

 

加えて、アナの場合は、ハンス王子の政治策略に気がつかず、出会ってすぐに婚約してしまう点においても社会経験が浅く未熟だと言えるね。

実際の”How to Read Literature Like a Professor”の中では、1966年に出版された”The Crying of Lot 49″という作品が解説例に使用されています。

 

さて、この章には”Every Trip is a Quest (Except When It’s Not)”というタイトルが付いていますが、この”Except When It’s Not”という表現には、「文学には確固たる法則は無い」ということを強調しています。

Always and never are not words that have much meaning in literary study. For one thing, as soon as something seems to always be true, some wise guy will come along and write something to prove that its not. (pg.6)

文学において”常に”や”絶対にありえない”などといったステートメントは、その法則に従わない本を一つ書くだけで覆されるから、と書いてあります。

 

ピンク牛
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これで第1章は終わり!

 

最後の、”常に”や”絶対にありえない”は「無い」ということは、文学分析において基本となる考えだから、覚えておくとよいかモ。

レッドブル
レッドブル

おつかれ〜

 

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