A Farewell to Arms

English Lit

こんにちは。A Farewell to Arms『武器よさらば』の分析ページです。ウシブログは、好きなことを、好きなだけ。文学分析をアップロードし続けます。

和訳されたものを読んでいる方にも、「原文で読むにあたって」以降の分析の内容は役に立つように書きました。

現在は、「はじめに:この本を原文で読むにあたって」のみ公開されています。次のアップロードをお待ちください。

  • はじめに:この本を原文で読むにあたって
  • 分析:A Farewell to Arms『武器よさらば』の基本情報
  • 分析:A Farewell to Arms『武器よさらば』の構成
  • 分析:A Farewell to Arms『武器よさらば』の登場人物
  • 分析:A Farewell to Arms『武器よさらば』の主題
  • 発展:A Farewell to Arms『武器よさらば』において重要な問い
  • 発展:ウシの落書き
  • 参考:Critical Essay Collection「文学評論集」

 

この本を原文で読むにあたって

求められる英語力:高校生くらいから

ヘミングウェイの作品は全般的に、簡潔な文体で書かれているため、ある程度英語を学習しており、かつ意欲がある人なら読了は難しいことではありません。しかし、A Farewell to Armsは長編小説のため、『老人と海』や『キリマンジャロの雪』といった短編と比較すると、読むのに時間はかかります。


映画:有り

1932年にFrank Borzage監督によって映画化されています。現在その映画は、インターネットアーカイブという、非営利のデジタルライブラリーで公開されています。

↓Frank Borzage監督の映画、A Farewell to Armsはこちら

Farewell to Arms, A : Edward A. Blatt : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive
You can find more information regarding this film on its IMDb page.

読了にかかる時間:約一週間ほど

1分間に200文字以上読める人は、1日1時間ほど読めば、一週間かかることはありません。その半分の1分間に100文字を読む人も同様に、1日1時間ほど読めば、二週間ほどで読み終えることができます。

とはいえ、たくさんの日付をまたいで時間をかけて読むと、話の流れがわかりづらくなってしまいます。

長編の洋書を読みなれていない人は、まとまった時間をとって、計画的に読み終えるようにすることをおすすめします。また、どの本に対しても言えることですが、1回目に読むときは、そこまで一字一句読み込む必要はありません。シーンの印象や、おおまかな話の流れ、各登場人物が物語に与える影響など、ざっくりとした観点で読むと、2回目に読むときにその観点に新たな情報を加えることができ、分析に深みを出すことができます。


この本の感想:とてもお勧め

A Farewell to Armsは、批評家の中でも評価が別れている作品であります。その主な理由には、「戦争」と「恋愛」という二つの大きなテーマが使われていることがあります。一部の批評家は、二つのテーマを一つの作品で扱ったことが、テーマにおける深みを損なうことに繋がったと考えているのでしょう。

個人的には、「戦争」というテーマと「恋愛」というテーマというように二分化して考えず、双方がお互いに影響を与え合って進行していく物語と考えていたため、それらの批評のような感覚を覚えることはありませんでした。

A Farewell to ArmsはA Farewell to Armsらしい世界観と雰囲気を湛えた作品です。特にA Farewell to Armsにおける筋の下降と結末は、読者をつかんで離さない、文学的な魅力がありますので、是非一度読んでみてほしい作品です。

 

この本を読むとできるようになること

人の自由意思とそれを阻む運命の二項対立を扱った作品を分析する練習になる

自由意志と運命の二項対立は古来から良く使われるテーマのうちの一つですが、この作品は、「戦争」と「死」という二つの運命に対して自由意志である「恋愛」が扱われている作品で、テーマは古来のものとは違って複雑で、登場人物の心理も詳しく織り交ぜられています。


Ernest Hemingwayについてさらに知ることができる

ヘミングウェイの作品を研究するにあたって、従軍の体験が色濃く反映されている本書は、必読の一冊です。

 


自分が分析できる本をもう一つ増やすことができる

短編の名手と言われるヘミングウェイのなかでもA Farewell to Armsは長編小説にカテゴライズされます。その分、分析をするには時間がかかりますが、ヘミングウェイを知る上で重要な情報を、短編に比べるとたくさんあつめることができます。また、沢山の人に読まれている本でもあり、アメリカ文学の巨匠・ヘミングウェイの作品でもあるので、このA Farewell to Armsを分析できるようになると、色々な機会で分析した内容を話したり、授業で発言したりする機会が出来ると思います。

 

 

自分が使っていたエディション

エディションに対する評価:コンパクトで持ち歩きがしやすい

Arrow Booksの「マスマーケット」版を持っていました。このエディションを選んだ決め手は、小さく装丁されており、小さいカバンに入れて持ち歩けることです。

ただ、解説は無く、作者についての概歴は1ページ分のサマリーのみとなっています。専門家が書いた詳しい情報を読みたい人にはおすすめできません。

A Farewell to Armsの PDF版はこちらで、Command+FもしくはCtrl+Fで文章内検索をかけることができるのがメリットです。しかし、画像ファイルですので、表示をする時に重たい場合があります。細かく分析していくことを志す人は、やはり一冊、印刷されたものを手元に置いておくことを強くおすすめします。

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